スポ育活動報告
スポ育活動報告
スポ育は、JBFAスタッフ、スポ育パートナーである参天製薬株式会社や株式会社ダイセルの社員、ブラインドサッカーチーム「ツエーゲン金沢BFC」の活動支援を行っている株式会社石川ツエーゲンのスタッフが講師(ブラインドサッカー選手を含む)を務め、事業を開始した2010年9月から累計で20万人を超える小学生、中学生、高校生が体験。プログラム内容はもちろん、日本代表に選出されている選手や、クラブチームで活躍している選手たちとの交流も好評いただいています。
先生方からは、「協力することの大切さや、相手を笑顔にするために自分からはたらきかけることが自然とできる内容だったところが、 この体験のすばらしさだと思った。」「互いにガイドをし合い、 相手と喜びを共感できて嬉しそうな生徒たちの姿が散見されました」などの感想をいただいています。
●スポ育・対面体験型
対面体験型のプログラムでは、実際に体を動かしてさまざまなワークを体験することができます。例えば、アイマスクをつけて行うワークについて子どもたちに伝えると、「できるかな」「難しそうだな」と不安にしている様子ですが、ワークを重ねていくにつれて笑顔が見られるようになり、自分から声をかける姿が増えてきます。
視覚に障がいのある選手が講師として参加しているため、その時々の子どもたちの様子に合わせて「こういう時はあんな動きに似ているね」「こんな時はこうしてみよう」など状況に沿って振り返りやアドバイスを伝えることでより近くで変化を見ることができます。
●スポ育・オンライン座学型
2020年度から新たに取り入れているオンライン座学型では、対面実施が困難な地域や海外の日本人学校でも実施しており、主に視覚障がいの理解について授業を行っています。
座ったままで行う簡単なワークでは、子どもならではの発想で、自分の手指、定規や消しゴムなどを使いながら答えを導き出そうとする姿が見られます。また、視覚障がい者の生活について考えるワークでは、「旅行に行くことが趣味」「普段は一人暮らしで自炊もしている」などのエピソードを選手が話すと、子どもたちから「え!? そんなことできるの?」と驚きの声が上がることが多くあります。
●オプションプログラム「おも活」
公益財団法人日本ケアフィット共育機構と事業提携し、2015年秋から実施しているオプションプログラム「おも活」は、2023年度には5件(437名受講)実施いたしました。
2021年度からは新プログラムとなり、学習指導要領でも述べられている、心のバリアフリーに欠かすことのできない、“障害の社会モデル”の考えを学ぶ授業を提供しています。
参加者の声
- 三島市佐野小学校
- 新宿区立花園小学校
- 西宮市立山口中学校
- 大阪市立田島中学校
- 品川区立宮前小学校
- 文京区立小日向台町小学校
- 文京区立本郷台中学校
- 港区立高輪台小学校(オンライン授業版実施)
- 文京区立茗台中学校
- 港区立御田小学校(オンライン授業版実施)
- 新宿区立愛日小学校
- 多摩市立聖ヶ丘中学校
- 市原市立京葉小学校
- 江戸川区立第三葛西小学校
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- 福岡県糸島市立南風小学校(オンライン授業版実施)
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- 町田市立町田第一小学校
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- 横浜市立能見台小学校
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- 品川区立後地小学校
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- 文京区立第十中学校
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- 北区立西が丘小学校
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